本日のサンジャポでの岸博幸さんの発言の要旨
・自民党としての組織的関与ではないと思う
・個人的経験から選挙の際に安倍氏は自分で直接電話して不利な候補への応援を頼んでいた
・萩生田事務所の知り合いに確認したら、萩生田氏は当日呼び出されているので安倍さんが直電でやった可能性がある
・安倍氏の個人的な関係ではないか
・総裁室で面談したから組織的関係というのは無理がある

組織的関係か個人の関係かというのが岸さんの論点であり、岸さん自身の経験や確認によってそのように発言されたことは岸さんの見解として理解できる。

だが、この問題におけるもっとも重要な論点は

2005年当時「僕はあの教団は嫌い」と発言し、統一教会とは一定の距離を置いていた安倍氏がなぜ2013年の参院選で直接統一教会トップに北村経夫候補の組織票を直接依頼するまでに変節したのか?

ということである。(これが統一教会と安倍晋三元首相との関係における疑惑の最後の未解明のピースであり、私が11年間追及してきたこと)

そこで当時入手していた教団内部情報がポイントになる。
2013年の参院選直前、警察による統一教会への捜査の情報を入手した教会側が「ある自民党の有力な議員」を通じて安倍政権に接近したというものだ。
2013年6月30日の写真の時点では、安倍氏と統一教会の関係性は「安倍氏が直接、統一教会関係者を電話で呼び出して総裁応接室で面談する間柄」ではなかったことになる。

あの場をセッティングしたのは誰か?がポイント。それは「ある自民党の有力な議員」であり、総裁室での面談をセッティングできる人物になる。

この疑惑を解明することによって組織的関係か否かという答え合わせもなされるだろう

「接点」ではなく、一連の流れの中で、ひとつひとつの事象を繋げていくことで答え合わせがなされていく